奇跡の日本

日本対デンマーク

本田、遠藤のFK、岡崎のゴールで3-1で快勝。

ワールドカップ前は惨敗続きだったのに

フォーメーションとメンバー、戦術いじっただけでこうも変わるとは。。。

いかに監督の采配が大事かっていうことなんだろうな。

サッカーっていうのはチームスポーツっていうことだな。

対デンマーク戦での勇敢な戦いぶりで、欧州メディアの日本への評価はさらに急騰した。いまやみんなが口々に「今大会のサプライズはアフリカ勢だと言われていたが、ふたを開けてみれば、それはアジア勢だった」と言っている。
 その中でも「韓国は強化試合から強く、ある程度予想されていたが、大会前に勝てていなかった日本の台頭は、今大会の真のサプライズ」だそうで、まとまりのない欧州の強豪が崩れていく中、「日本や韓国のチームワークを見習え!」という言葉が連発されている。大会前、「クリスティアーノ・ロナウドの並外れた個人技が……」うんぬんと騒いでいた彼らが、個人の集団だったフランスの崩壊と日本の奮闘で、「サッカーの真のスペクタクルはチームプレーにある」という観念に目覚めたようなのだ。

 カメルーンに勝った時点から日本の評判は一貫して上りつつあり、実際、24日付のフランス紙『レキップ』は、デンマーク戦の前もの記事にかなりのスペースを割いていた。フランス代表の敗退でページが余っていたのかもしれないが、とにかくほぼ丸々1ページを使って「ベントナーvs.田中マルクス闘莉王」の一騎打ちをクローズアップ。両者の履歴や長所を並べて比較対照を行い、「この2人が対戦のキーマンに!」と盛り上げていた。しかし攻撃vs.守備になるというこの予想は、良い意味で覆されたのである。

 3戦とも「チームワークが見事」と、第一には日本の一体となった戦いぶりが賞賛されたが、やや守備的だったオランダ戦では、堅固なディフェンス陣が褒めそやされたものの、「もう少しプレーを見せてほしい」との声も出た。反対に、デンマーク戦では「堅固な後衛。スピーディーで躍動的な攻撃的プレー」(『レキップ』紙)、「流れるような、見ていて心地よいサッカー」(『パリジャン』紙)と、日本のプレーはフランスメディアのハートをがっちりとらえた。
『パリジャン』紙は、日本について「俊敏かつ躍動的。完ぺきなまでにボールを循環させ、一貫して敵のゴール方向に向かった」「最後の瞬間まで見る者を魅了した」と、引き分けを狙わずに最後まで攻めた姿勢を賞賛。『ル・モンド』紙は「この日本は華やかで大胆。この日本は強い」と書き、決勝トーナメント1回戦で対戦するパラグアイに注意を促した