気がついたら10月

「K−1 WORLD MAX 2008 World Championship Tournament FINAL」が1日、東京・日本武道館で行われた。

 2003年以来の王座返り咲きを目指す魔裟斗は、準決勝で佐藤嘉洋と対戦。世界一を決する決勝戦を前に、“日本最強決定戦”が実現となった。
 初回、パンチで入ってこようとする魔裟斗に佐藤はヒザ蹴りをカウンターで合わせる。開始から積極的にプレスし、押し切らんかとした魔裟斗だが、佐藤が正確にヒザを合わせてくるため、このラウンドはジャッジ3者とも10−10のイーブンで終える。
 2Rは魔裟斗のパンチがヒットの数を増す。ヒザ蹴りに接近を阻まれる魔裟斗だが、離れた距離から伸びのある左ジャブと右ストレートでこのラウンドは再三佐藤の顔をとらえ、ポイントを上げるのに成功する。
 劣勢となった佐藤は最終3R、決死の姿勢で反撃に転じる。“パンチは魔裟斗”の下馬評が圧倒的であったが、堂々の打ち合いに臨むと、左フックから右ストレートを叩き込みダウンを奪取。魔裟斗が打ち合いでダウンを喫する展開に場内は騒然となる。絶体絶命となった魔裟斗だが、ダメージの残る状態でありながら、ここから猛反撃を開始。右アッパー、右フックの波状攻撃から左ボディを打ち込んで効かせ、本戦判定をドローとし延長戦に持ち込むのに成功する。
 疲れの見える両者だが、より失速を抑えたのは魔裟斗。伸びを落とさないストレートとアッパーを見舞い、手数の減った佐藤を3−0の判定で降し決勝へ駒を進めた。
 
 昨年破れたアンディ・サワーへのリベンジを決勝で望んた魔裟斗だが、勝ち進んできたのはウクライナの21歳、アルトゥール・キシェンコ。こちらも延長にもつれ込む接戦の末、スタミナと手数で上回り、サワーを降して決勝へ進んできた。
 佐藤戦のダメージが尾を引き、キシェンコのローに体が横を向いてしまう魔裟斗だが、自らもローを放ち、キシェンコの左足にダメージを与え、上々の滑り出しで1Rを終える。
 だが、2Rに入ると打ち合いが激化し、魔裟斗はキシェンコの右ストレート、左フックを浴びダウンを喫してしまう。表情に力がなく万事休すと思われた魔裟斗だが、ここから打ち合いに突入すると、キシェンコのパンチを浴びながらも左フックとアッパーで後退させていく。互いに手を止めず死力を尽くした打ち合いは3Rも続けられ、またも試合は延長ラウンドへ。両者に体力の限界へ挑ませるかの過酷な展開となる。
 ともにこの日8ラウンド目とは思えない動きを見せた2人だが、ロー、左ボディを効かせるなどした魔裟斗が、最後はジャッジ3人の支持を得て判定勝利。5年ぶりの王座奪還にリングで男泣きを光らせた魔裟斗は、「ずっと続けたことがこのベルトに繋がったと思います」とマイクで語り、物事を継続することの大切さをファンにメッセージした。

K-1 MAX試合自体は久しぶりに面白かったなぁ。

佐藤対魔裟斗の試合は熱かった。

3Rの殴り合いは凄かったな。

まぁ、判定ルールをすぐ覆しちゃうけどね。





そんなわけで、やっと9月いっぱいで救急終了。