秋山が桜庭戦全身クリーム使用で失格処分

昨年の大みそかに開催されたK−1 Dynamite!!(京セラドーム大阪)に出場した秋山成勲(31)が11日、失格と1000万円超のファイトマネー全額没収という厳罰処分を受けた。メーンイベントで桜庭和志(37)に1回TKO勝ちしたが、桜庭の「体が滑る」という抗議を受けてK−1側が調査に乗り出し、試合前の控室で全身にスキンクリームを塗っていたことが判明。試合をノーコンテストとした上で厳罰処分を決めた。肌の乾燥を防ぐ目的でクリームを利用していたという秋山は「弁明の余地はない」と全面的に謝罪した。
 大みそかに格闘技界のヒーローになった秋山が、神妙な顔で頭を下げた。「ルール違反だとは思わなかったが、認識のなさを痛感し、反省している。弁明の余地はない。おわび申し上げます」。桜庭戦で骨折した右手をつった姿で、全面的に謝罪した。
 試合は秋山が桜庭を一方的に殴りTKO勝ちした。しかし、試合中から桜庭が「体が滑る」とレフェリーに抗議。試合後にあらためて審判団に「秋山の体が異常に滑る。何か塗っているのではないか」と書面で再調査を要請。K−1を主催するFEGが徹底調査に乗り出していた。
 7、8日に会場のカメラ30台に収められた映像をすべてチェック。10日に秋山のセコンドにも事情聴取した。その結果、入場直前に、秋山がセコンド2人に全身にクリームを塗ってもらうシーンの映像を確認。控室にいた関係者からも「体にクリームを塗っていた」との証言を得た。
 クリームは市販されている米国製の乾燥肌の予防薬だった。多汗症で皮膚が乾燥する症状に悩まされていた秋山は、普段から愛用していた。本人は使用していたことは素直に認めたが「ルール違反になるとは思わなかった」と故意の使用を否定した。
 谷川イベントプロデューサー(EP)も「ビデオが回っている控室で堂々と体に塗っていた。確認したときに隠す様子もなくすぐに認めた」ことから過失と判断した。しかし、ルールでは、あらゆる塗布物を体に塗ることを禁止している。このため今回は試合をノーコンテストにして、秋山には「プロとして常識外の行為」として失格とすることを決めた。
 チェック機能の甘さも露呈した。試合前の審判員による下半身のボディーチェックは、道衣の上だけしか行っていなかった。試合が中断した際に桜庭が審判員に「体が滑る」と訴えたが、何のチェックもなかった。このため関係した審判員にも報酬の50%没収などの厳罰処分が下った。
 谷川EPは「桜庭選手陣営やファンの反応も見ながら、出場停止などの追加処分も検討する」と明かした。秋山は「しっかり桜庭さんの目を見て謝罪したい。またいつか桜庭さんとリングの上で戦えればと思う」と話したが、信頼を取り戻すための道のりは険しそうだ。【来田岳彦】

ヌル山さん、さすがだなぁ。

相当ヌルヌルするのが好きなんだろうね。

そういえば、クリエイトにローションが売ってるの思い出した。

薬局でもローションって売ってるんだね。